- 2025.11.14
金属3DプリンティングのスタートアップFabric8Labsに出資いたしました
丸の内イノベーションパートナーズは当社が運営するMarunouchi Climate Tech Growth Fund L.P.(以下総称して「MIP」)を通じて、次世代金属3Dプリンティング技術を有する米国サンディエゴ発のFabric8Labs, Inc. (以下Fabric8Labs)へ出資いたしました。
Fabric8Labsは、独自のECAM(電気化学積層造形)技術を活用した3Dプリンティングプロセスにより、従来の手法よりもCO2排出量を抑えつつ、高解像度の銅部品を量産に適したプロセスで製造することを可能にします。
Fabric8Labsは現在、高性能AIチップの熱処理部品(コールドプレート)や、RFワイヤレスアンテナ部品に注力しています。ECAMプロセスで造られるこれらの部品は、優れた熱処理/電気性能を特徴としています。
AIチップのより高効率な放熱や、ワイヤレス部品の性能改善が求められている中、Fabric8Labsはこれらのニーズに対応する部品を提供することで、各セクターの成長を取り込み、今後も事業を拡大していくことが期待されます。
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Fabric8Labs共同創業者 兼 CEO Jeff Herman:
「丸の内イノベーションパートナーズは、持続可能で高性能な3Dプリンティング技術を通じて、製造業を変革するという我々のビジョンを共有しています。このパートナーシップにより、ECAM技術を新しい市場へ展開し、新商品の開発や製造規模の拡大を更に加速してまいります。」
MIP代表取締役CEO 兼 CIO 三好一郎コメント:
「革新的なECAM製造技術を有するFabric8Labsに出資できたことを大変嬉しく思います。半導体チップの電力密度の上昇や、RFワイヤレス部品の性能向上が求められている中、Fabric8Labsはこれらニーズに対応可能な高性能部品を提供しつつ、従来の製造方法よりもCO2排出量を削減することを実現しています。この度の出資を通じて、Fabric8Labsの今後の更なる成長をサポートできることを楽しみにしています。」
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投資対象先のプレスリリースにつきましては、以下リンクよりご覧ください。
https://www.fabric8labs.com/fabric8labs-funding-nov-2025/